工芸品の種類から探す
漆器
村上木彫堆朱
村上木彫堆朱:6件
村上木彫堆朱
村上市は新潟県の北部に位置する古い城下町で、古くから良質の天然漆を多く産出していたことから、江戸時代に「村上木彫堆朱」の技法が確立しました。堆朱の「堆」は、重ねるという意味があり、村上木彫堆朱は朴(ほお)・栃(とち)・桂(かつら)などの木地に花や鳥などの繊細な模様の彫刻を施し、天然の漆のみを使って何回も塗り重ねて仕上げ、繊細な彫りに漆が流れこんで埋まらないように、堅めの漆を用いることと、上塗り後に艶消しという工程を行い、表現を豊かにするために毛彫りを施します。艶消し仕上げを行うことで、使い込むほどに色艶が増して、味わい深い大変丈夫な漆器となるのです。