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漆器
浄法寺塗
浄法寺塗:20件
浄法寺塗
浄法寺塗という名は中世に岩手県北部を支配していた浄法寺一族から付いたもので、地名にもなっています。
土地の言い伝えによれば、奈良時代に行基がこの地に天台寺を建てた時、中央から僧侶が遣わされ、彼らが自分たち用の器を作るために漆器作りの技術を持ち込んだと言われています。
江戸時代には、この地方を支配していた南部藩の重要な産物として、浄法寺塗は、天台寺周辺から現在の隣町にあたる安代町付近まで産地を広げ、「御山御器(おやまごき)」の名前で知られるようになりました。それが現在の産地の基礎になっています。